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人はなぜ勉強するのか

Monta

AWS認定の更新時期が来て、今まで2度更新していたのですが、今回からスルーすることにしました。

色々新しい知識を身に着けたり、技術を習得したり、は好きなんですが、
それが資格更新という形でお金と時間を再徴収されると、モヤモヤするんですよね。
(もちろんPJのアサイン条件などになっていれば、業務として取りますよ。でも個人としてはナシ)

  • なぜ勉強するのか分からなくなった方
  • 資格取れと会社に言われてモヤモヤを感じている方
  • モチベーション高く勉強し続ける人ってどんな人?か実例を知りたい方

そんな方のお役に立てる記事となっています。

もはや趣味レベルで勉強大好きな私がご案内します~笑

もんた
もんた
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中学時代、地域の高齢者向けに開いたPC教室での学び

人はなぜ勉強するのか

時代背景・・・

私は小学生のころからパソコンを触っており、父が家に持ち帰った会社の分厚いノートパソコンを借りては、
ちょっとタイピングをしてみたり、当時の謎アプリケーションで遊んでみたりしていました。

中学生になると、自分のPCを買ってもらい、学校の夏休みの宿題などパソコンで仕上げたりしていました。
当時はまだ情報の授業などはなく、他の教科の先生が片手間でパソコンを教えるような時代の転換期でした。
恐らくコマ数の都合で、普段材木や糸鋸の扱い方を教える”技術”の先生が、仕方なく授業していました。

PCルームが作られたは良いものの、誰もまともにITを知らない母校は、
早々にコンピュータウィルスにやられ、生徒の私がその駆除に駆り出されるという状況でした。

まさにIT時代に入るか入らないか、そんな昔だね…

もんた
もんた

初めて「学ぶ大人」を見た私

中学3年生の夏、学校と地域の交流ということで、
近所に住む高齢者の方向けに「パソコン教室」を催すことになりました。
教えるのは、私ともう一人パソコン友達である同級生、そして技術の先生でした。

お手紙をパソコン(ワードソフト)で作成→印刷してみましょう、というテーマで始まった教室。
先生!」と地域のおじいちゃん・おばあちゃんは私を呼び、教えたことを全部メモして吸収しようとしました。
大人が熱心に勉強する姿を初めて見た私は、素直にカッコイイと思いました

「”教室”と打ちたいんだけど、どうしても漢字にならないのよ~」と呼ばれて、見た画面に
”けふしつ”と書かれていて、(これはどうしたもんか…)と困りながらも教えたあの夏は、
私の勉強に対する姿勢を「言われてやるもの」→「自らやるもの」に変えました。

地域のおじいちゃん、おばあちゃんの学び

前述のおじいちゃん・おばあちゃんは何か対価を得るために学んでいるわけではありません。
学んだところでテストで100点を得られるわけでも、学年1位で褒められる訳でも無いです。
何か目的を満たす手段として学びを行っている、と私は捉えました。

孫に手紙を書いて、驚かせてみたい。
こんぴゅーたぁと言うやつを使ってみたい。
なんだか面白そうだから老後の趣味にしてみようかしら。

達成したい目的があって、それに向かって勉強する、そういう自然な“知的好奇心”のようなもの
元来人間には備わっていて、何かを始めてみようという動機になると思うのです。
そして、このベクトル(矢印の向き)を簡単に狂わせるのが、対価だと私は思います。

それは資格、合格、点数、ご褒美という形をしており、ここがゴールだよ!と外発的に与えられる動機であり、
本来の動機を見失わせるほど十分刺激的なものである気がするのです。

「なぜ勉強をするのか」と迷子になっている人をよく見かけますが、
そう問いかけて、外から得たものに答えなど無いのです。

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勉強と資格は長く付き合うのに向かない理由

資格は外発的に与えられたゴールなので、それを目的地に据えてしまうと、
掴んだ!と思った瞬間、動機が揺らぐ感覚に陥りやすいです。
なので私は、資格を中継地点、マイルストンのような位置付けにするのが良い付き合い方かなと考えています。

故に、頻繁な資格更新は、同じ場所をぐるぐるすることであり、刺激も無いので、資格自体が動機付けにならない。

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私はなぜ勉強するのか

ひとことで言えば、「興味」です。

学習した結果、世界の見え方がどう変わるのか「興味がある」
普段の生活にももちろん学びはありますが、自分の生活範囲なんて狭いものです。
そういう意味で、遠い世界や時代、他人の空想の世界までも知れる読書も、私にとって大切な時間です。

ITの勉強は今の技術で人がどこまでできるようになったのかを学び、
そこから今後どんなことができるのかを考えていくための新たな視点を得ることができます。

あとはオマケ特典的な位置付けですが、私は勉強の、読書やゲームよりも深い没入感が好きです。
取り組んでいる間、全てのストレスから解放される、と言い換えると分かりやすいかもしれません。

さぁ次は何を勉強しようかな~

もんた
もんた

まとめ

  • 学びは本来、目的を満たす手段
  • 外発的動機付けは、本来の動機を見失わせる
  • 資格と勉強は、適切な距離感が必要

    なんか言葉でまとめるとだいぶ味気なくなりましたが、心に従え!と言うことでしょうか。
    なお、資格ビジネス・言い訳としての資格不要論、は本テーマとは逸れた位置にあるのでご注意ください。

    最後までお読み頂きありがとうございました!

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    ABOUT ME
    もんた
    もんた
    システムエンジニア歴15年、2児の父。
    仮想サーバ・ネットワーク・データベース・クラウド・コンテナ・生成AI等、
    様々な分野の業務に携わりながら、異動のたびに何度も”初心者”になり、学習を繰り返す。

    会話形式でサラッと読み進められるIT技術講座を展開中。
    読みやすいのに気づいたら基礎から応用まで身に付いている!そんな記事が目標です。
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