Amazon SESの出番が来た!という話
AWSでWordPressサイトを作る場合、Amazon SESの出番だよ!という話です。
WordPressでサイトを作るときに、問い合わせフォームなども自分で設置する必要があります。
しかも見た目だけでなく、裏でメールを送ったりする仕組みも用意します。
レンタルサーバサービスならば、いい感じのものを用意してくれる…?のかはよく分からないですが、
AWSをもっと色々触ってみたいという私は、Amazon SES(Simple Email Service)を使うことにしました。
- AWSでWordPressを立ち上げた!でも管理者アドレス設定しても、認証メール飛んでこない
- プラグインで問い合わせフォーム作ったけれど、行き詰った…
- SESって出番無くね?SNSで良くね?というシステムエンジニア
またしても全て過去の私・・・

そんな方々にぴったりの記事になっていると思います。
WordPressだけではメールは送れない
WordPress入れたんだから、サイト運営に必要なものは何でも揃っている、
と思いきや、そうでないものもいくつかあります。
その一つがメールを送受信する仕組みです。
なのでWordPress上で管理者メールアドレスを初期設定(user@example.com)から
自分のメールアドレスに書き換えても、認証メールは飛んできません。
サーバから外にメールを送る仕組みが入っていないのですから。
プラグインから、メールサービスを契約することでも実現はできるのですが、
そこはAWSで揃えてこそSEでしょう。と謎のこだわりを持つ方に向け、シェアしていきます。
ちなみに、私は業務でAWSを使うこともありますが、
似たようなサービスのSNS(Amazon Simple Notification Service)を使うことが多く(メール通知もできる)、SESの出番がよく分かっていませんでした。
でも下記手順を通す中で、SNSと違う点など理解が進み、ようやく存在意義が分かった気がします。(後述)
Amazon SES、いらない子じゃなかった!

Amazon SES設定手順
AWS公式で、手順が用意されています。ステキ。
そして前回同様、AWSはUIが頻繁に変わるのでスクショを用いた説明は省略します。
Lightsail でインスタンスの WordPress E メールを有効にする – Amazon Lightsail
以前Amazon Lightsailでブログ始めた話の記事でご紹介した手順を実施頂いた方は、
DNS設定は完了し、前提条件も満たしていますので、AWS公式手順で対応できると思います。

SES設定完了後に、メール送受信することが可能となるので、
メールによる管理者認証を設定前に実施していた場合は、再度メール認証(一度キャンセル)実施が必要です。
また、SES経由のメール送受信は数分のタイムラグが発生する場合があるので(たぶん代理送信している都合?)
WordPress上でエラーが出ていない場合は少し待ってみることをおすすめします。
- AWSで立ち上げたWordPressでは、Amazon SESを使うことでメール送受信ができる
- Amazon SNSとAmazon SESは想定している用途が違う。(以下、私の理解です。)
SNSはあくまで通知メインで、システム→人への連絡用途
SESは”メール”に関する細かい管理が可能で、人→人の連絡に介在する用途 - システムはやっぱり、触ってこそ理解が進む!
今回は私の技術メモっぽくなってしまいましたが、
AWS上でWordPressを利用している、迷える同志の助けになれば大変嬉しいです。
というわけで、ようやくこのもんたウェブログにも問い合わせフォームが設置できましたので、
ご意見・ご感想、間違いのご指摘、などなどお寄せ頂ければと思います。
# 余談ですが、私が受験した保育士実技試験「音楽」の課題曲は「やぎさんゆうびん」でした
最後までお読み頂きありがとうございました!
