K8s 5分講座#09 Pod

Monta

今日は「Podポッド」について話していく。

はかせ
はかせ

Pod…初登場ワードですね。よろしくお願いします!

もんた
もんた
1

Podの最小構成

K8sを利用する目的は、クラスタのワーカーノードとして構成されたマシン群にコンテナという形でアプリケーションをデプロイすることにある。

はかせ
はかせ

これまでの講義で出てきた単語がたくさん出てきていますね。

もんた
もんた

ここで注意して欲しいのはK8sはワーカーノードに直接コンテナをデプロイするわけではない、と言うことだ。

はかせ
はかせ

直接ではない、と言いますと…?

もんた
もんた

コンテナはPodと呼ばれるK8sオブジェクトにカプセル化される。

はかせ
はかせ

出てきましたねPod。Podはコンテナが入っているカプセルなんですね。

もんた
もんた

Podは、アプリケーションの単一インスタンスであり、K8sで作成できる最小のオブジェクトだ。

はかせ
はかせ
2

拡張するとき

最もシンプルなケースとして、単一のノードのK8sクラスタで、アプリケーションの単一インスタンスを1つのコンテナで実行し、Podにカプセル化したとする。

はかせ
はかせ

この図のような最小構成ってことですね。

もんた
もんた

このアプリのユーザ数が増え、拡張する必要が出てきた場合、どう増やすのが良いと思う?

はかせ
はかせ

アプリケーションが動いているコンテナを2つに増やすのはどうでしょう?

もんた
もんた

残念、Podが最小のオブジェクトと言ったはずだ。よって、同じアプリケーションの新しいコンテナインスタンスを既存のPodに立ち上げるのではなく、Podごと新しいものを作成する。

はかせ
はかせ

K8sクラスタ上の別々のPodでアプリケーションのインスタンスが動作するんですね。

もんた
もんた

更にユーザ数が増えて今のノードリソースでは処理しきれないほどになってきたら、クラスタに新しいノードを追加して、そこにPodをデプロイすれば良い。

はかせ
はかせ

クラスタに新しいノードを追加することで、物理的な容量が拡張されますね。

もんた
もんた

ここで覚えて欲しいのは、Podはアプリケーションを実行するコンテナと1体1の関係が原則ということだ。

はかせ
はかせ

拡張する時はPodごと追加して、縮退する時はPodごと削除するということですね。

もんた
もんた

そうだ。需要増に伴って既存のPodに同じ種類のコンテナを追加することはしない。

はかせ
はかせ
今日のポイント
  • Podはコンテナをカプセル化するK8sオブジェクト
  • PodはK8sで作成できる最小のオブジェクトでコンテナと原則1体1の関係になる
  • スケーリングする際もPod単位で行う

放課後

Podとかカプセルとか、もしかしてK8s開発者はSF好きなのかもですね

もんた
もんた

K8sのシンボルは、船の操縦桿そうじゅうかん舵輪だりんだから、もしかすると宇宙戦艦が好きなのかもな!

はかせ
はかせ

ジェネレーションギャップを感じます・・・

もんた
もんた
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K8s 5分講座#10 マルチコンテナPod
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ABOUT ME
もんた
もんた
システムエンジニア歴15年、2児の父。
ITの世界に飛び込んで以来、仮想サーバ・ネットワーク・データベース・クラウド・コンテナ等、
様々な分野の業務に携わりながら、異動のたびに何度も”初心者”になり、学習を繰り返す。

会話形式でサラッと読み進められるIT技術講座を展開中。
読みやすいのに気づいたら基礎から応用まで身に付いている!そんな記事が目標です。
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