K8s 5分講座#05 Kubernetesのメリット

Monta

今日は「Kubernetesのメリット」についての講義だ。

はかせ
はかせ

コンテナオーケストレーション、すなわちコンテナを自動的にデプロイして管理することで、何が得られるか?というお話ですね。

もんた
もんた
1

可用性のメリット

まずひとつが、高い可用性を実現できるという点だ。

はかせ
はかせ

システムが利用したい時に正常に動作できる、ということですね。

もんた
もんた

異なるノード上で複数のインスタンスが動作しているため、ハードウェアの故障によってアプリケーションがダウンすることは無い。

はかせ
はかせ

ノードってなんですか?

もんた
もんた

コンテナが実行される物理的なサーバのことだ。詳しくは次回、K8sアーキテクチャの講義で説明する。

はかせ
はかせ

了解です!複数の物理サーバに、それぞれコンテナが実行されているから、HWが壊れても他のHW上で稼働しているコンテナで処理できるということですね。

もんた
もんた
2

負荷分散と拡張性(スケーリング)

ユーザのトラフィックは複数のコンテナで負荷分散される。

はかせ
はかせ

複数のサーバーにトラフィック(処理)を均等に分けることで、各サーバーに負担がかかりすぎないようにするんですね。

もんた
もんた

更に、需要が増加した場合、アプリケーションのインスタンスをシームレス(ユーザ影響なし)に、しかも数秒の内に追加展開することができる。

はかせ
はかせ

HWのリソースが足りなくなったときに、ノードの追加や、リソースの割り当て変更を行うことができるんですか?

もんた
もんた

できるぞ。基本的にはアプリケーションを停止することなく、基盤となるノードの数を増減でき、宣言型オブジェクト設定ファイル(マニフェスト)で実現する。

はかせ
はかせ

ファイルに構成やリソース情報を書いておくんですね。構成管理もラクそうです。

もんた
もんた
今日のポイント
  • Kubernetesを用いることで、高可用性を実現できる
  • さらに需要の増減に応じて負荷分散スケーリングすることもできる
  • これらはマニフェストと呼ばれる宣言型オブジェクト設定ファイルで実現する
Coffee Break

放課後

マニフェストってだいぶ前に政治の世界で出てきませんでしたっけ?

もんた
もんた

もんたから政治の話題が出るなんて驚きだな。横文字が印象に残りやすいことを生かして、「政権公約」の意味で使われていた時もあったな。

はかせ
はかせ

コンテナオーケストレーションの世界では、設定情報を記述したファイルのことを指して、これに従ってK8sのようなツールがリソースを準備してくれるんですね。

もんた
もんた

そう、宣言型と言った通りで、作成者が望む最終的な状態を宣言する形で書き、オーケストレーションツールがその状態を実現するために必要な手順を自動で管理するんだ。

はかせ
はかせ

便利ですね~!

もんた
もんた
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ABOUT ME
もんた
もんた
システムエンジニア歴15年、2児の父。
ITの世界に飛び込んで以来、仮想サーバ・ネットワーク・データベース・クラウド・コンテナ等、
様々な分野の業務に携わりながら、異動のたびに何度も”初心者”になり、学習を繰り返す。

会話形式でサラッと読み進められるIT技術講座を展開中。
読みやすいのに気づいたら基礎から応用まで身に付いている!そんな記事が目標です。
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