シンプルな家計で人生イージーモードに
家計管理をする中で、私が目指しているのは「シンプル」であることです。
簿記をちょっとだけ勉強したことがあるのですが、
その中で資産と負債があってその差が純資産だよということを学びました。
(学び途中なのでもしかしたら誤解あるかも)
それをヒントに、収入ー消費=浪費+投資という考え方をするようになり、収入から必要な消費を引いた上で、
残りは浪費(今の幸せ)と投資(未来の幸せ)にどう分配するかという視点で考えています。
- 家計を改善したいけど、何から手をつけて良いか分からない
- 住宅ローンの返済より、投資の方が良いと言われてしっくり来ない
- 優良家計を目指す上で意識したいこと
そんな方に向けた記事となります。
私が家計改善で考えたポイントを踏まえ、実例で紹介します

長期で見ることを意識しよう
家計を見直す際に、よくやりがちなのは「無理な計画」を立ててしまうこと。
これをやってしまうとまず長続きしません。宜しければ、下記の記事もあわせてご覧下さい。

例えば、食費を削ればだいぶ楽になるはずだから、毎日「もやし生活」で予算を立てるなどはNG例です。
根性で続けたとしても、栄養バランスが崩れてお腹もペコペコ、
心が不安定になり、身体の調子も徐々に崩れてしまう…そんな未来が見えますね。
収入面でも同じ。収入UPのために、寝る間も惜しんで夜バイトを入れると言うのも×。
こうすれば大分家計に余裕が出るぞぉ〜なんて妄想もやめましょう、続きませんからね。
既にある収入などをベースに考えることが、まずはスタートラインとなります。
上記の例のような、今は実現していないけどやったら理想的なプランは一旦無視して、
現状ベースで安定的に続けられる収入・支出で考えるということが大切です。
「収入ー消費」を整理する
家計管理をする上で、まず着手した方が良いのは年間・月間でどれだけ収入・消費があるかを整理することです。
収入は残業無し前提で考えます。
理由は前提に書いた通りで、安定的に続けられる収入で考えないと「計画倒れして続かないから」です。
残業代あり前提で考えると「生活残業」につながります。
もう少し残業すれば生活が楽になるかも…、なんて考え方をするのは続きませんし、
仕事の閑散期(落ち着いている状態)に無理に仕事を探すのは苦しいですよね。
あくまで長期で、続けることが大事になってくるので、高い確率で得ることができる収入のみで計算しましょう。
消費は漏れがないように月単位・年単位で、なるべく実績に基づいて計算します。
クレジットカード明細や、銀行の入出金明細などがあれば活用しましょう。
これは頭で考えているだけだと、年次で発生する支出や自動引き落とし分を見落としたり、
月間でこれくらいかな?と考えているのと、クレジットカードの実際の支払額に差があったりするからです。
例えば、固定資産税、マンションの管理費、住宅ローン返済など、見落としてませんか?
スマホ決済が主流となり「お金を支払った」感覚が薄くなった結果、思ったより使っていることはよくあります。
事実ベースで整理しましょう。クレカや銀行の明細が味方になってくれますよ。
「収入ー消費」をシンプルにする
定期的に発生する「消費」をシンプル(少なく・小さく)していきます。
特に「大きい額のモノ」を優先して、対処していきましょう。
例えば、ローン返済…借金はまず返済しましょう。
ここが第一、投資(お金を増やす)を考えるのはそのあとです。
(理論的には投資で増やすとローンの利率を上回る場合もありますが、
私はキャッシュフローをシンプルにすることを重視したかったので、返済を選びました。)
他には、保険…これは詳しくは以前説明した通りで、
人によってはかなりの額を支払っている場合があると思います。
下記記事を参考に、本当に自分に必要な保険なのか?と見直して頂ければと思います。

他には固定費の見直しですが、ここは既に節約系YouTubeチャンネルなど、
多くのコンテンツがあふれているので、省きます。私もそれらを見ながら勉強しました。
オオモノさえ対応できれば、小物はスルーでも良いと私は思います。
個人が気軽に発信できる良い時代になったね!有効活用していこう!

私の場合は、ローン完済・保険全解約・格安SIM乗換・電力会社見直しを行いました。
他にはミニマリストを目指して家財を削減したのも価値観を見直すと言う意味で効果が大きかったですが、
こちらは長くなるので別の機会に記事にしようと思います。
結果として、収入から毎年・毎月吸い出されていた、保険料とローン返済が消え、
固定費は、マンション管理費(ネット代込み)・保育料・生活インフラ(水道光熱費+通信費)の3種になり、
シンプルな支出を実現できたかと思います。
「投資+浪費」の振り分け
ここからは楽しい部分です、気楽にいきましょう。下記を前提にお話しします。
- 浪費=「今」の幸せのために使うお金
- 投資=「未来」の幸せのために回すお金
浪費は悪、と考えられがちですが、今の幸せを考えてお金を使うのも大事と考えています。
旅行等の経験でも、美味しい料理を家族みんなで食べにいくでも、良いです。
ただ1点気をつけるのは、自分が心から嬉しい・楽しいと思うことだけに使うと言う点です。
特に物理的なモノを買う場合は、ただの見栄など、他人目線になっていないかは注意しました。
他人目線だと満足度が低い場合が多いからです。(他人は思った程褒めてくれないです、他人に興味無いので…)
ここは大きく3種類あるかなと思っています。
- 預貯金:近い将来に必要なまとまったお金・いざという時の生活防衛資金
- 自己投資:勉強など、将来の収入UPにつながるもの
(収入UPにつながらない自己満足投資は、浪費と割り切ります) - 資産投資:株式など、遠い将来に「お金を増やす」ためのもの
(不動産などもあるようですが私はその領域には達していないです)
浪費・投資の心地良い割合は人それぞれなので、
「収入ー消費」の金額をどう分配するか、自分で考えてみましょう。
この額を超えない範囲であれば、どう分けるのも個人の自由かなと私は考えています。
まず預貯金として生活防衛資金を算出しました。
常に銀行口座に残しておく金額で、用途を決めずにキープするものです。(強いて言えば心の安定費でしょうか)
人によっては学費などを貯める必要があると思いますが、我が家はまだ先の話なので今は考慮しません。
次に自己投資に割り当てたい額を決めました。
内訳は、「個人アカウントのAWS利用料」「書籍(図書館で借りられないもの)」です。
最後に資産投資を決めました。
具体的にはNISA枠(インデックス投資)を何年で埋めるか、高配当ETFにどの程度置くか(配当金から逆算)です。
この時、私は自分の性格を踏まえると、節約意識が自己投資意識を上回るような気がしたので、
自己投資に使いやすいように、自己投資分は「配当金」で賄うことを前提とすることにしました。
その配当金を得るには米国高配当ETFをどれだけ持っていれば良いか?と逆算して、保有量を決めました。
あくまで私の一例ですが、ご参考になれば嬉しいです!

- 長期を前提に、長く続けられる計画を立てよう
- まずは「収入ー消費」をシンプルに。スッキリした家計は計算が簡単+ストレスフリー!
- その結果を「浪費+投資」でどう分配するか考えれば、無理なく・楽しく計画できる
前半の「収入ー消費」の整理は、計算も大変で少しパワーがかかりますが、
ここを一度見直してシンプルな家計にしておくことで、見直し効果はずっと続きます。
後半の「浪費+投資」の部分を考える際に、長期目線で皮算用するのはなかなか楽しいですヨ。
最後までお読み頂きありがとうございました!
