#03 Claude CodeでAIに仕事をしてもらう
前回はClaudeの特徴について学んだ。
今回はそのClaudeの力を 実際の仕事に使う ための最強ツール、
Claude Code を紹介する。

AIを”使う”って、チャットで質問するのとは違うんですか?

全然違う。今日はその違いをハッキリさせよう。

チャットAIと”エージェント”AIの違い
もんた、普段AIを使うとき、どんなふうに使っている?

「〇〇について教えて」って質問して、答えをもらう感じですかね。
コピペして使うこともあります。

それは “アドバイザー型” の使い方だ。
AIに聞いて、答えをもらって、実際の作業は自分でやる。

うんうん、それがフツーじゃないんですか?

Claude Codeは違う。こっちは “アシスタント型” だ。
「これやっておいて」と指示を出すだけで、
AIが 自分で考えて、自分で手を動かして、完了まで持っていく。

えっ、AIが勝手にファイルを作ったり編集したりするんですか!?

その通り。こういうAIのことを 「AIエージェント」 と呼ぶ。
近年最も注目されている技術のひとつだ。

Claude Codeって何ができるの?
具体的に何をしてくれるんですか?

代表的なものを挙げよう。

| できること | 具体例 |
|---|---|
| コードの生成・修正 | 「ログイン機能を追加して」→ 複数ファイルをまたいでコードを書いてくれる |
| バグの発見・修正 | 「このエラーを直して」→ 原因を特定して修正してくれる |
| テストの自動実行 | テストを実行して、失敗したら自分で修正を繰り返す |
| Git操作 | コミットメッセージの作成からプルリクエストの作成まで自動化 |
| ドキュメント作成 | コードを読んで、説明書やREADMEを自動生成 |
プログラマーの仕事をまるごとやってくれるみたいですね……!

しかも指示は自然言語(私たちが普段話す日本語)でOKだ。
例えばターミナルで claude と打って、「このプロジェクトの構造を教えて」と入力すれば、フォルダの中身を全部読んで説明してくれる。

日本語で指示できるのは安心です。
でも……プログラマーじゃないと使えないんじゃ?

実は、Anthropic社内でも 弁護士やマーケター がClaude Codeを使って業務ツールを作っている事例がある。
プログラミング経験がなくても、「こういうアプリが欲しい」と伝えるだけで形にしてくれるんだ。

チャットAIとの違い
ここが今日の一番大事なポイントだ。
ChatGPTなどのチャットAIとClaude Codeの違いについて
仕事の頼み方で比べてみよう。

あなた:「売上データを集計する方法を教えて」
AI :「Excelで〇〇関数を使うといいですよ」(テキストで回答)
あなた:(自分でExcelを開いて作業する)
あなた:「売上データを集計して、グラフ付きのレポートを作って」
AI :(CSVを読み込む → 集計する → グラフを作成 → レポートを出力)
AI :「完了しました。レポートはこちらです」
なるほど! “教えてくれる” と “やってくれる” の違いですね!

この「やってくれる」仕組みの裏側では、Claudeが ループ を回しているんだ。
「ファイルを読む → 考える → 実行する →
結果を確認する → まだ終わってなければ繰り返す」
これを エージェントループ と呼ぶ。

自分で「まだ終わってない」と判断して作業を続けるなんて、
本当に優秀なアシスタントですね。

Amazon Bedrockと組み合わせる理由
Claude Codeはすごいツールだけど、企業で使うとなるとひとつ問題がある。

セキュリティですか?

察しがいいな。Claude Codeには大きく分けて2つの使い方がある。
Anthropic直接契約と、Amazon Bedrock経由を比較しよう。

| 項目 | Anthropic直接契約 | Amazon Bedrock経由 |
|---|---|---|
| 認証 | Anthropicのアカウント | AWS IAM(社内の権限管理に統合) |
| データの行き先 | Anthropicのサーバー | AWS内に留まる |
| コスト管理 | Anthropicの請求 | AWSの請求書に一本化 |
| 監査ログ | なし | CloudTrailで自動記録 |
| コンテンツ制御 | なし | Guardrailsで制御可能 |
個人で使うなら直接契約が手軽だが、企業で使うならBedrock経由一択 だ。 #01で学んだ通り、Bedrockのセキュリティ基盤をそのままClaude Codeにも適用できるからな。

「誰が・いつ・何をAIに聞いたか」が全部記録に残るのは、企業にとって安心ですね。

さらに、Bedrock経由なら Anthropicと別途契約する必要がない。
AWSアカウントひとつで、使った分だけ従量課金。
既にAWSを使っている企業なら、追加の契約手続きなしで始められる。

Claude Codeを一言で言うと?
Claude Codeは、「指示を出すだけでAIが自律的にタスクを完了させる」エージェント型ツール。Amazon Bedrock経由で使えば、企業のセキュリティ基盤の中で安全に活用できる。

「アドバイザー」から「アシスタント」へ。
AIの使い方が変わる時代なんですね。

- Claude Code はAnthropicが開発した AIエージェント型 のコーディング支援ツール
- 普通のチャットAIが「教えてくれる」のに対し、Claude Codeは 「自分で考えて、実行して、完了まで持っていく」
- コード生成・バグ修正・テスト・Git操作・ドキュメント作成まで
日本語の指示だけ で自動化できる - 企業利用では Amazon Bedrock経由 にすることで、
IAM認証・CloudTrail監査・Guardrailsによるセキュリティが適用される - AWSアカウントがあれば 追加契約不要、使った分だけ従量課金
この間、後輩が「AIはウソつくから信用しない!」なんて言ってたんですけど、
質問の背景が伝わって無いんじゃないかなと思うんですよね。

なかなか鋭い意見だな。使う人間の”問い”の質 が、AIの成果を決める。
その意味では、もんたの質問力は立派な武器だよ。

やった! はかせに褒められた!

今度はそれを踏まえて「プロンプトエンジニアリング」という観点で、
講義を予定しているゾ!

